私がNT(首のむくみ)を指摘されたのは、通っている産婦人科での妊婦検診の時でした。
その時12週。
NTとは赤ちゃんの首の後ろのむくみのことです。
11週~13週が計測するには適している時期と言われています。
それ以前だと正常は数値とは見られず、またそれ以降にはNTは消えてしまい、測定できないそうです。
(実際に16週の検診の際のエコーではNTはもう見られませんでした。)
「赤ちゃんの首の後ろのむくみが気になります。あとで説明しますね。」
そう先生に言われ、経腹エコーを終えました。(この時が初の経腹エコーだった!)
「NTが3.4mmあります。」
- NTの厚みが大きければ大きいほど、染色体異常の可能性が高くなる。
- 3mm以上の場合、その可能性が高くなる。(3.5mm以上と言われる病院もあるみたいです。)
- もちろん何もない可能性も十分にある。
そのように説明されました。
私の場合、3.4mmだったのですがこの時点で
赤ちゃんに何も病気のない可能性が8割、異常のある可能性が2割と言われました。
あくまでも可能性が高くなる、というお話でしたので、
3mm以上のNTがあっても、何もなく無事に産まれてくる赤ちゃんもいる、反対にNTを指摘されずに産まれてきて、実は染色体異常があった場合もある。
このようにお話をされたのを覚えています。
ちなみに染色体異常とは、よく知られる名前でいうとダウン症。
こちらは21トリソミーと言われ、21番目の染色体が通常より1本多く、3本ある状態です。
ほかにも13トリソミー、18トリソミーなど。
これ以外の染色体異常もあるみたいですが、まずこの週数まで育たないそう。
そしてここからは出生前診断のお話に入ります。
(急にそんなことを指摘され、染色体異常の可能性を言われ、頭はついていかずでした・・・汗)
もらった説明用紙の抜粋です。こちらを見ながらお話を受けました。
その時勧められたのは、リスクのない出生前診断(NIPT)。血液検査のみです。
これを受ける場合は大学病院に紹介状を書くので、夫婦で話し合ってすぐに連絡してくださいと言われました。なぜかと言うと・・・
この時すでに12週(12w0d)。
出生前診断の検査時期は推奨12週~14週です。
夫婦でカウンセリングも受けなければならないし、結果が出るまで大体2週間かかります。
(今回はNIPT認可施設への紹介状だったので、遺伝子カウンセリングがあります。認可外施設でもNIPTは受けることができますが、様々なメリットとデメリットがあるので、ご自身の納得のいく施設で受診することをおすすめします。NIPTについては別の記事で詳しく書く予定です。)
大学病院の予約は大変込み合っているそうで、この時点で予約しNIPTが間に合うかどうかわかりませんでした。
ご夫婦でよく話し合ってください。
これらの検査は必ず受けなくてはならないものではありません。
夫婦でよく考えて結論を出してください。
そう言われたのをとてもよく覚えています。
なんだか出生前診断を受ける前提ような話で進んでいたので、
あ、受けなくてもいいんだ、そうか。と私は思いました。
続きます。
※この記事は過去の体験を振り返りながら書いております。リアルタイムのお話ではありません。