※出生前診断のお話を含みます。センシティブな内容につき、不快に思われる方はご覧にならないようお願いいたします。
12週の妊婦検診でNT3.4mmを指摘されました。
家に帰りまずはネットで情報収集。
良い結末だった情報、悪い結末だった情報、いろいろな体験記を見ました。
NTについてもたくさん調べました。私がその時調べて思ったことは・・・
- NTを計測する専門のスペシャリストは日本に数名しかいない。
- 専門医が計測した数値でなければ信用度は低い。
- 3.4mmというのはギリギリ大丈夫な数値なのではないか。
自分は大丈夫だ、自分の赤ちゃんがそうであるはずがない。
そんな気持ちを持ちながら情報収集していました。
そして私は「出生前診断は受けない。」そう自分の中で決めて夫に話すのです。
なぜか。
- 陽性だった時、赤ちゃんに何か見つかったときに諦めることなんてできない。
- 自分の赤ちゃんは大丈夫だ、信じよう。
こんな気持ちからでした。
夫とは、その夜話し合いをしました。
夫は「確認のためにも受けた方がいいのではないか。」そう言いました。
その気持ちもわかります。でも・・・
「陽性だった時のことが考えられない。だから受けない。」
夫は私の気持ちを最優先に考えてくれ、尊重してくれました。その日の話し合いは終わり、だけど・・・
次の日も、その次の日も、ずっと調べてしまうんです。NTについて。
同じような体験ブログを見たり検索したり・・・NT、首のむくみ、胎児浮腫、染色体異常、様々なワードで検索しては画面を閉じて。そんな繰り返しでした。
私が指摘された3.4mmは、それぐらいであれば正常な範囲内。という記事もたくさん見たし、やはり3mm以上は出生前診断を受ける数に値する。そんな内容も調べた中で多く出てきました。
NTが5mmや6mmあった場合でも無事に健康な赤ちゃんが産まれてきたお話や、
NTが3mm~3.5mmで出生前診断を受け、染色体異常が見つかったお話。
ネットには様々な情報が溢れています。
まだ妊娠12週。ここから正産期に入るまでの半年以上の長い時間、こんなモヤモヤや不安を抱えたまま過ごすのはメンタルの面でもかなり良くないと思いました。この時から精神的なしんどさを感じていたので、やはり出生前診断、受けた方がいいのかなぁ。
そう思い、翌々日ぐらいかな、夫に話しました。
「やっぱり出生前診断受けようと思うんだけど。」
夫は初めから受けた方が良いと思っていた人なので、受けることに関しては賛成でした。
その時夫が言ってくれた言葉で私が前を向ける、納得した言葉がありました。
「早くても遅くても、どうせ結果は分かることで、それは変わらない。今検査を受けたら選択肢が増える。」
確かにそうだなぁと思ったんです。
遅かれ早かれ、なにか異常があればそれは変わらない事実であって。
早くにそれが分かれば選択肢があり、選べる状態になります。産まれてからではその選択肢はなくなります。(命の選別等、センシティブな内容になります。)
「出生前診断を受ける。」
そう決めて産婦人科に紹介状を書いてもらうよう、電話します。
その週には大学病院を受診することが決まりました。
続きます。