両親への話し

お空へ返すまで

※出生前診断のお話を含みます。センシティブな内容につき、不快に思われる方はご覧にならないようお願いいたします。

NIPTで陽性、そのまま羊水検査を受けて帰宅しました。

最初に産婦人科でNTを指摘されてからここまで、すでに一か月以上の時間が経っていましたが、お互いの両親には一連の出来事の話しは一切していませんでした。

妊娠したことは伝えていましたが、余計な心配をかけたくないと思ってました。

ただNIPTでこのような結果が出てしまった以上、今後のこともあるので話さないわけにはいきません。

私の両親は車で一時間程の場所に住んでいますが、両親とも仕事をしていますし、夕方に電話で伝えました。

まずは私の母。泣いてました。

母は元々とても心配性な部分があるし、なんせ今回の妊娠をとても喜んでくれていました。

母にこんな悲しい思い、させたくなかったなぁ。

私ももちろん電話しながら泣いちゃって。お互いボロボロ泣きながら。

ただ2人のその考えを尊重するよ。その考えでいいと思うよ。そう母に言われてとても安心したことを覚えています。

その後父にも電話で伝えました。

父にも、少し前に妊娠を電話で伝えたとき泣いて喜んでくれてたので、またも悲しくさせるような内容を電話で伝えるのはとても辛かったです。

ただ父は淡々と電話で話を聞いてくれて、その考えを尊重するよ、そう言ってくれました。淡々と話しを聞いてくれたことに、また救われた気がします。私が感情的になってしまっていたので。

両親とも、2人で考えたことだからそれを尊重するよ。そう言ってくれてとても有難かったです。

妹にはLINEで伝えました。実は今回の妊娠を一番最初に伝えていたのは妹。

電話をしたらお互いボロ泣きしてしまうと思ったので、申し訳ないけどLINEで伝えました。

そっか。残念だったね。また来てくれるよ。そう温かい言葉をかけてくれました。

きっと妹も泣いていたと思います。ごめんね。ありがとう。

両親と妹に話して、すこし心が軽くなりました。

NTを指摘された時点で母とかに相談していたら、もっと心が軽くなっていたのかなぁとも思いました。ずっと両親には話せていなかったので、自分だけでは耐えられないと思ったら、家族やほかの人に話しをするということも大切だと思いました。

夫の両親には夫が同じように電話で伝えてくれました。

とても私の身体のことを心配してくれていたようです。

夫の両親も同じように私たち2人の考えを尊重してくれていたようで、とても救われました。

ただその後、私は夫のお母さんに会えなくなってしまいました。

夫の実家はとても近く、週に一回はおかずをお裾分けしてくれるので毎週会っていたのですが。

どんな顔をしていいか分からなかったし、泣いてしまうと思ったし、人に会いたくなかった。この時は。とても心配をしてくれていたようで、申し訳なかったです。

結局夫のお母さんに会えたのは、中絶の手術を受ける直前ぐらいでした。

そして次の日。NIPTの結果を聞いた次の日の朝が、一番辛かった。

当日はまだどこか夢だと思ってたのかもしれません。

次の日朝起きて、一気に現実となった気がしたのです。

朝ベッドから起き上がれず、涙が出てきて。仕事に行く夫のお見送りができませんでした。

昼間もどう過ごしていたか、わかりません。

時間だけが過ぎ、また夫が帰宅し、夜布団に入ると涙が出てきます。

朝と夜が一番感情の起伏が激しく、気持ちの乱高下があったと思います。

次回から中期中絶のお話に入ります。

タイトルとURLをコピーしました